こんにちは。
モラハラカウンセラーの幸村です。
前回の記事で、 離婚・別居するなら養育費等について 公正証書での取り決めはセットで考えましょう、 というお話をしました。
そんな話し合いにそもそも応じてもらえない場合は、
というのが今回のテーマです。
順番的にはまず、親御さんや友人、会社の方に間に入ってもらう
という選択肢もあるかと思いますが、
正直あまりオススメできません。
被害者の方のために行動を起こしてくれる方々にも
モラハラが向いてしまう可能性があるからです。
モラ夫は一度敵認定した相手には
とことんまで嫌がらせをします。
そのエネルギーは尋常なものではなく、
間に入ってくれた方まで精神的に疲弊してしまいます。
なので、第三者にお任せするのが良いでしょう。
具体的には、調停、夫婦カウンセリング、弁護士、などです。
費用面で安価に済ませたければ、
離婚調停がオススメです。
今日は調停のメリデメと特徴について
お話していきますね。
メリット:
・相手と直接話す必要がない状態で離婚を進められる。
・直接話すのは間に入る調停員だけ。
・申し立ての費用は数千円程度。
基本、話す相手は調停員なので、心穏やかに進められます。
相手が離婚に応じないところからスタートしても、
夫があまりに酷いと判断された場合は
調停員が離婚を説得してくれたりするので、
相手に離婚の意思がないような時も有効な手段です。
養育費も、当事者間での話し合いでは
払わないぞ!と主張されていても、
調停では算定表に基づいて金額が決められ、
その決定は公正証書と同様、
法的効力のあるものになるため、
強制執行も可能になります。
デメリット:
・時間と労力がかかる
・調停の対象以外の事項は直接の会話が必要
第1回目の期日が申立ててから1ヶ月~1か月半後で 2回目はさらに2ヶ月後、等と間が開くため、 どうしても半年くらいはかかってしまいます。 回数を重ねるごとに、モラ夫がだんだん ややこしい主張をしてきて、長引く傾向にある という話も聞きます。
また、決定すべき法的ポイント意外については 当事者間での話し合いになります。 荷物の引き取りや不要に入っていた社会保険の 退会手続きの依頼、などなど、細かいところです。 それから、疲弊した状態で、調停に提出する書類を 自分で作成する労力がかかります。
陳述書、主張書面など、論点を整理して
限られた枚数で必要な内容を効率的に伝える
という作業がありますが、
調停員が求める論点と、申立人が言いたい論点にズレがあって
必要な情報が調停員にうまく伝わらないため、
時間がかかってしまったり、不利になったりすることも。
このように、意外とコントロールが効かない要素があるのが
調停のデメリットです。
書類作成にあたっての論点整理については、
当カウンセリングルームでも承っております。
過去のカウンセリングの内容から、
必要書類に沿った内容におまとめしたり、
お話をうかがいながら文面を作成していく、
といった手順で進めさせていただきます。
詳細はこちらをご覧ください。
次は、 モラハラ夫と話し合いをせずに離婚するには?<カウンセリング編> を書こうと思います。 カウンセリングルームHeal and Guide https://www.heal-and-guide.com/
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