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執筆者の写真risa yukimura

モラハラ夫と話し合いをせずに離婚するには?<調停編>

更新日:2023年6月11日

こんにちは。 モラハラカウンセラーの幸村です。

前回の記事で、 離婚・別居するなら養育費等について 公正証書での取り決めはセットで考えましょう、 というお話をしました。

そんな話し合いにそもそも応じてもらえない場合は、 というのが今回のテーマです。 順番的にはまず、親御さんや友人、会社の方に間に入ってもらう という選択肢もあるかと思いますが、 正直あまりオススメできません。 被害者の方のために行動を起こしてくれる方々にも モラハラが向いてしまう可能性があるからです。 モラ夫は一度敵認定した相手には とことんまで嫌がらせをします。 そのエネルギーは尋常なものではなく、 間に入ってくれた方まで精神的に疲弊してしまいます。

なので、第三者にお任せするのが良いでしょう。 具体的には、調停、夫婦カウンセリング、弁護士、などです。

費用面で安価に済ませたければ、 離婚調停がオススメです。 今日は調停のメリデメと特徴について お話していきますね。

メリット: ・相手と直接話す必要がない状態で離婚を進められる。 ・直接話すのは間に入る調停員だけ。 ・申し立ての費用は数千円程度。

基本、話す相手は調停員なので、心穏やかに進められます。 相手が離婚に応じないところからスタートしても、 夫があまりに酷いと判断された場合は 調停員が離婚を説得してくれたりするので、 相手に離婚の意思がないような時も有効な手段です。

養育費も、当事者間での話し合いでは 払わないぞ!と主張されていても、 調停では算定表に基づいて金額が決められ、 その決定は公正証書と同様、 法的効力のあるものになるため、 強制執行も可能になります。

デメリット: ・時間と労力がかかる ・調停の対象以外の事項は直接の会話が必要

第1回目の期日が申立ててから1ヶ月~1か月半後で 2回目はさらに2ヶ月後、等と間が開くため、 どうしても半年くらいはかかってしまいます。 回数を重ねるごとに、モラ夫がだんだん ややこしい主張をしてきて、長引く傾向にある という話も聞きます。

また、決定すべき法的ポイント意外については 当事者間での話し合いになります。 荷物の引き取りや不要に入っていた社会保険の 退会手続きの依頼、などなど、細かいところです。 それから、疲弊した状態で、調停に提出する書類を 自分で作成する労力がかかります。

陳述書、主張書面など、論点を整理して 限られた枚数で必要な内容を効率的に伝える という作業がありますが、 調停員が求める論点と、申立人が言いたい論点にズレがあって 必要な情報が調停員にうまく伝わらないため、 時間がかかってしまったり、不利になったりすることも。

このように、意外とコントロールが効かない要素があるのが 調停のデメリットです。

書類作成にあたっての論点整理については、 当カウンセリングルームでも承っております。 過去のカウンセリングの内容から、 必要書類に沿った内容におまとめしたり、 お話をうかがいながら文面を作成していく、 といった手順で進めさせていただきます。 詳細はこちらをご覧ください。

次は、 モラハラ夫と話し合いをせずに離婚するには?<カウンセリング編> を書こうと思います。 カウンセリングルームHeal and Guide https://www.heal-and-guide.com/


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