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  • 執筆者の写真risa yukimura

親密な関係は支配がすべて!DV加害者のトラウマ<被害者視点>

更新日:3月6日


こんばんは。カウンセラーの幸村です。

1月は多忙で、ブログを休みがちになってしまいましたが、

皆さんの気付きになるような発信をしていけたらと思います。


これまで、発達段階における適応のための

生きづらさについて触れてきました。


モラハラ被害者の方々に

当てはまる部分もあるかと思い、

取り上げたテーマでしたが、

今回の「支配がすべて!」のタイプは、

少し異なり、加害者側に

当てはまるものになります。


すべての加害者が

このパターンのトラウマを経て

加害者になるわけではありませんが、

被害者の方が感じる

数多くの「なぜ?」を紐解く一助になれば

と思い、被害者視点と加害者視点から

2回に分けて解説していこうと思います。


このトラウマ体験の特徴


親のニーズを満たすための役割を

幼少期から担ってしまったため、

本当の自分を切り離し、

頭で生きています。


そのため、不快や困難にぶつかった時、

自分の感情と向き合うことはせず、

他人を見下したり、

欺いたりして乗り切ります。


このあたりですでに、

パートナーに当てはまる!

と思う方は多いのではないでしょうか?


また、人のニーズや弱点を、

不気味ほど察知する能力に長けていて、

それを利用して支配したり、

カリスマ的な魅力を発揮して

人に取り入ることもできます。



このあたりは

NPD(自己愛性パーソナリティ障害)

の特徴にも一致しますね。

NPDの加害者は、

このトラウマの結果の一つと言えるでしょう。


支配されたり、利用されることが大嫌いで、

それ以外に関しては、

人としての一貫性がありません。


そして、支配力を保つためには

何でもやる、それが、なりふり構わず、

といったレベル感で、

常軌を逸した行動に出ることもあります。


自分が無防備だったり

無力だったり、

支配力がない状態に感じるのが

耐えられないため、

DV・モラハラで優位に立とうとしたり、

食べ物やセックス、

薬物・アルコールなど、

自分を鼓舞するために、

極端な行動に走ったりします。


なぜ支配にこだわるのか?


このタイプの人々の

親の特徴として、

自分(親)の都合で子供を利用する

ところが挙げられます。


子供を不安定な自分の支えにしたり、

自分の親友として

何でも受け止めさせたり、

自分の夢を子供に託して頑張らせたり。


そういう扱いを受ける子供は、

あまりに早く大人になることを強いられ、

親の台本をその身に引き受けるため、

自分の子供時代を生きられず、

自分を本心から切り離します。


親の理想に反すると

愛情という見返りの代わりに

罰を与えられるため、

他者が自分に期待することを

目ざとく見極め、

それを与えます。


そして、

失敗したらどん底に落ちてしまう

という怖れがあります。


自分に対する支援がないことを

よく分かっているため、

孤独に感じる人も多く、

他人に支配されないよう、

自分を大きく見せたり、

自分には何か大きな使命がある、

と思う傾向があり、

いくらでも仕事を頑張れたりします。

実際に成功している人が多いのも事実です。


このような人達にとって

愛情を得ることは

利用されること・支配されること

と直結しているため、

そのまま大人になると、

支配を異常に嫌ったり、

自分が支配したり利用する側に

回ろうとします。


そして特に虐待があった家庭で育った人は

それが病的な程度で現れる傾向があります。

幸村の元夫はこのパターンでした。


もう一つの特徴、投影同一化


このパターンを持つ人の

大きな特徴として挙げられるのが

この投影同一化です。


これはモラハラでも良く起こる典型です。

彼らは、自分の不快な状態や感情を

他人に投影します。


例えば、自分が無力に感じたり、

思っていたほど賢くない、

と感じると、

落ち込んだり苦しむのではなく、

他人がそう感じるように仕向けます


この投影を受けた方の人が

それに気付くことはなく、

自分の問題として

劣等感や罪悪感を感じるのを見て、

彼らは自分の優越感を満たします


この投影同一化を、

実に見事に使いこなすのも

彼らの大きな特徴です。


まとめ


以上のように、この種の生きづらさを抱える人たちの

特徴として、


・支配力にこだわる

・自分を大きく見せる

・カリスマ的な魅力がある

・人の心(特に弱点)を読み取ることに長けている

・成功者が多い

・投影同一化で被害者に罪悪感を負わせる


といった点が挙げられます。


これらを組合せると、近くにいるパートナーや子供を


・自分に非があり、それが蓄積されている

・相手が間違っているはずがないから、自分がおかしい

・自分のことはすべて見透かされているため、ウソはつけない

・逆らえない、逃げられない


という心理状態に追い込むことは容易でしょう。

実際にこれは、辛くても逃げられない

モラハラ被害者の心理と合致するものです。


モラハラ加害者の不可解な言動の根底には、

このような不幸な生い立ちからくる

生きづらさがある可能性があります。


しかし、だからといって

モラハラは容認されるものではなく、

被害者がサンドバッグになる

必要もありません。


この記事は、被害者が

なぜ異様なまでに追い込まれるか、

加害者がそこまで執拗にマウントを取るのか、

たくさんの「なぜ?」に苦しむ方に

気持ちの整理に役立てていただければ

と思います。


次回は、同じテーマについて、

加害者目線で書こうと思います。


繰り返しになりますが、

加害者目線になることで

DV・モラハラを容認するわけでは

ありません。


変わりたいと思う方が、

自分の湧き上がる感情のメカニズムを理解し、

自分が抱えるトラウマから

どのようなリハビリができるのか、

お伝えできる内容になればと思います。


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